第4フェーズ:税・その他

税・その他:景品表示法(広告のルールと景品制限)を攻略!

税・その他:景品表示法(広告のルールと景品制限)を攻略!

こんにちは、管理人のです。

不動産のチラシやWebサイトを見ていると、「駅から徒歩5分!」「今なら100万円相当の家電プレゼント!」といった景気のいい言葉が並んでいますよね。でも、もしその「徒歩5分」が実際には全力疾走した時間だったり、「プレゼント」の額が不当に高すぎたりしたら、私たち消費者は正しい判断ができなくなってしまいます。

そこで重要になるのが、今回のテーマ「景品表示法(けいひんひょうじほう)」です。この法律は、嘘や大げさな広告を禁止し、おまけ(景品)の最高額を制限することで、クリーンな取引を守るためのルールです。宅建試験では、具体的な数字(徒歩分数や景品額)を入れ替えてひっかけてくるので、正確な暗記が1点に直結しますよ!

この記事のポイント

  • 徒歩分数は「80m=1分」で計算し、1分未満は切り上げ
  • 分譲地などは、「最も近い区画」と「最も遠い区画」の両方の時間を表示する。
  • 景品には上限があり、誰にでもあげる場合は「100万円」が上限。
  • 「日本一」「最高」などの用語は、客観的な根拠がないと使えない。

1. 表示のルール:徒歩分数の正しい数え方

表示ルールのまとめ

広告に記載する距離や時間は、誰が計算しても同じになるように厳格な基準があります。特に「徒歩分数」の計算式は、計算問題として出題されることもある超重要項目です。

徒歩分数の計算(80m=1分)

不動産広告における「徒歩○分」は、以下のルールで算出されます。

  • 道路距離80mにつき1分として計算する。
  • 1分未満の端数が出た場合は、切り上げて1分とする。
  • 直線距離ではなく、実際の道路に沿った距離(道路距離)で測る。
  • 信号待ちや坂道、踏切などの時間は考慮しなくてよい

step
1
道路距離を80mで割る


step
2
出た数字の小数点以下を「切り上げ」する

例:駅から物件まで1,000mの場合 → → 13分

2022年改正後の新ルール(2026年現在も継続中)

現在はより実態に即した表示が求められるよう、以下のルールが強化されています。

  • 起点の明確化:物件の敷地(境界)から、駅の「出入り口」までの距離で測る(改札口ではない)。
  • 複数区画の表示:マンションや分譲地で複数の住戸がある場合、最も近い住戸だけでなく、「最も遠い住戸」からの所要時間も併記する(例:徒歩3分~6分)。

使ってはいけない「禁止用語」

客観的な根拠(裏付け)がない限り、以下の言葉は原則として使えません。

「最高」「日本一」「特選」「完売」「完全」「絶対」など。

「パ(8)ト(0)ロール、1分切り上げ、駅の門」

・80m=1分

・1分未満は切り上げ

・駅の出入り口(門)がゴール

表示ルールのセクションまとめ

「80m=1分」「切り上げ」「最も遠い地点も書く」の3点セットを脳に刻んでください!

2. 景品(おまけ)の制限:やりすぎプレゼントはNG

景品ルールのまとめ

不動産は高額な商品なので、豪華な景品で釣ることは不当な競争を招きます。そのため、プレゼントできる金額には厳しい上限が設定されています。

景品の2つのパターンと上限額

景品の種類どんなとき?上限額
懸賞(けんしょう)抽選(クジ引きなど)で当たる場合。10万円(または取引価額の20倍のいずれか低い方)
総付(そうづけ)購入者全員にあげる場合。100万円(または取引価額の1/10のいずれか低い方)

注意ポイント

試験では「懸賞」と「総付」の金額(10万と100万)を入れ替えて出してくるのが定番です。また、取引の「予定総額」に対する制限(懸賞の場合は予定総額の2%以内など)も稀に問われます。

景品ルールのセクションまとめ

「抽選なら10万」「全員なら100万」とシンプルに覚えましょう!

3. 不当表示と二重価格:やってはいけない「おとり広告」

宅建試験でよく出る「不当表示」の類型を紹介します。

  • おとり広告:実際には売るつもりのない物件や、すでに売れてしまった物件を掲載し続ける行為。これは全面的に禁止です。
  • 二重価格表示:「今だけ500万円引き!」のように、過去の価格と現在の価格を並べて安さを強調すること。これには「過去の価格が一定期間(直近3ヶ月以内に2週間以上など)実際に販売されていた」などの厳しい条件があります。

まとめ:数字の暗記が合格の鍵!

景品表示法は、理屈よりも「数字」の正確さが問われる分野です。

【龍の景表法必勝戦略】

  • 徒歩1分=80m(1mでも超えたら2分になる「切り上げ」!)
  • 敷地から駅の出口まで(改札じゃない!)
  • 懸賞は10万、総付は100万
  • 「おとり広告」は即アウト

これで「税・その他」の主要な範囲はほぼマスターしましたね!おめでとうございます。

次回は、いよいよ最後の仕上げとして「土地・建物」の基礎知識を解説します。ここは一般常識に近い部分も多いので、リラックスして読んでくださいね。

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Next Action

今すぐやること:

不動産ポータルサイト(SUUMOやLIFULL HOME'Sなど)で、大規模な分譲マンションを検索してみてください。徒歩分数が「○分~○分」と表示されているのを確認して、「おっ、ちゃんと規約を守ってるな!」とチェックしてみましょう!

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