数字を攻める!建築基準法の「単体」と「集団」
こんにちは、管理人の龍(りゅう)です。
「法令上の制限」の第2弾は、重要度MAXの「建築基準法」です!前回お話しした通り、ここは「単なる数字の暗記ゲー」の側面が強い科目です 。
建築基準法には、大きく分けて「単体規定」と「集団規定」の2つのルールがあります。
「どっちがどっちだっけ?」と混乱しないよう、まずはその全体像をスッキリ整理していきましょう。
この記事のポイント
- 「単体規定」は、日本中どこでも適用される建物の安全ルール 。
- 「集団規定」は、都市計画区域内などで適用される街づくりのルール 。
- 「建ぺい率」は平面、「容積率」は立体のボリューム制限。
- まずはこの「2つの枠組み」を理解することが合格への最短ルートです。
1. 「単体」vs「集団」の違いをマスター
建築基準法を攻略するには、まずこの2つの違いを明確にすることから始めましょう。
漢字だらけですが、イメージは非常にシンプルです。
| 分類 | ざっくり言うと? | 適用される場所 | 主な具体例 |
|---|---|---|---|
| 単体規定 | 建物の安全を守る | 日本全国どこでも | 耐火、避難階段、採光、天井高など |
| 集団規定 | 街の秩序を守る | 都市計画区域内など | 用途制限、建ぺい率、容積率、高さ制限など |
単体規定は「建物自体の頑丈さ」の話なので、どこに建てるかは関係ありません。対して集団規定は「隣の人と仲良く、快適な街にするため」のルールなので、田舎の山奥などには適用されないことがある、というわけです。
「違い」のまとめ
建物自体の安全は「単体規定」、街との調和は「集団規定」と覚えましょう!
2. 単体規定:全国共通の安全ルール
単体規定は、住む人の命を守るための最低限のハードルです。
試験に出やすいポイントを絞って紹介します。
- 居室の採光: 窓の面積は、床面積の7分の1以上。
- 居室の換気: 窓の面積は、床面積の20分の1以上。
- 天井の高さ: 1つの居室で高さが異なる場合は、平均の高さで算出する。
龍の補足
「採光は7文字(さいこうのまど)だから1/7」なんて語呂合わせも有名ですよ!
また、住宅の避難階段などのルールもここに分類されます。
3. 集団規定:街をカタチ作る3大要素
ここが宅建試験のメインディッシュです。
以下の3つが「集団規定」の核となります 。
「住宅街に突然工場ができたら困る!」を防ぐルールです。用途地域(13種類)ごとに、建てて良いものとダメなものが決められています。
土地を真上から見たときの、建物の面積(建築面積)の割合です。火事の延焼を防ぐために、ある程度の隙間を作らせるルールです。
土地の面積に対する「建物の全ての階の床面積の合計」の割合です。街の人口密度をコントロールするためのルールです。
- 建ぺい(率):地面をどれだけ「ペタッ」と隠すか(平面)。
- 容積(率):建物の「容量(中身)」がどれくらいか(立体)。
「集団規定」のまとめ
集団規定は「用途」「建ぺい率」「容積率」の3セットが基本!ここを中心に深掘りしていくのが得策です 。
まとめ:枠組みを掴めば暗記は怖くない!
建築基準法は覚える数字が多いですが、今回解説した「命を守る単体規定」と「街を守る集団規定」の区別ができていれば、知識を整理しやすくなります。
【龍の必勝戦略:建築基準法編】
- 単体規定は日本全国共通!
- 集団規定は「用途・建ぺい・容積」をセットで覚える!
- 細かい数字(1/7や1/20)は直前の詰め込みでも間に合う!
次回は、集団規定の中でも特にひっかけが多い「用途制限の詳細」について、一覧表を使いながらわかりやすく解説します!
Next Action
今すぐやること:
自分の家(または今いる建物)の「天井の高さ」を想像してみてください。2.1m以上ありますか?これが単体規定のルールの1つなんですよ!
