第3フェーズ:権利関係

建物が燃えちゃった!「危険負担」のルールを攻略

建物が燃えちゃった!「危険負担」のルールを攻略

こんにちは、管理人の龍(りゅう)です。

「よし、契約成立!あとは引渡しを待つだけだ」というタイミングで、隣の家からのもらい火で建物が全焼してしまったら……。

考えたくもない悲劇ですが、宅建試験ではこの「どっちのせいでもない理由で建物がなくなった時、代金はどうなるの?」という問題がよく出ます。これが「権利関係」の14問のうちの1つ、「危険負担(きけんふたん)」です 。

以前もお話しした通り、権利関係は「深入り厳禁」の沼ですが、危険負担はルールが非常にシンプルなので、ここもしっかり1点をもぎ取りましょう 。

この記事のポイント

  • 危険負担は、売主・買主「双方に責任がない」トラブルのルール 。
  • 現在の民法では、買主は「代金の支払いを拒むことができる」
  • 買主に責任がある場合は、代金を払わなければならない。
  • 権利関係の中でも比較的得点しやすい重要分野。

1. これが今のルール!代金は払わなくてOK

昔の民法と今の民法では、ルールが正反対になっています。宅建試験では「最新のルール」を覚えることが鉄則です。

状況結論(買主はどうする?)理由
火災や地震で

建物が全焼

代金の支払いを拒める建物がもらえないのに、お金を払うのは不公平だから。
契約解除も可能即座に解除できる建物がもう手に入らない(履行不能)ため。

つまり、「建物がなくなったなら、お金は払わないよ!」と堂々と言えるのが今のルールです。シンプルですよね?

この章のまとめ

双方に責任がない理由で建物が消えた場合、買主は代金の支払いを「拒否」または契約を「解除」できます 。

2. 注意!買主に責任がある場合

ただし、一つだけ例外があります。それは「買主のせいで建物がなくなった」場合です。

買主に過失があるケース

例えば、買主が引渡し前に勝手に建物に入って、タバコの不始末で燃やしてしまったような場合です。

  • 買主は「代金の支払い」を拒むことができない。
  • つまり、建物を手に入れられなくても代金全額を払う必要がある。

当たり前と言えば当たり前ですが、「誰のせいで建物がなくなったのか?」を問題文でしっかり確認することが大切です。

龍のアドバイス

「権利関係」は最大の沼ですが、危険負担のような「常識的な判断」が通用する分野から得点を積み上げるのがコツです 。深入りしすぎて時間を溶かさないようにしましょう!

【コラム】暗記はゴロ合わせで乗り切れ!

このルールを忘れないためのゴロ合わせです。

「キケン(危険)な火事で、ハ(払)わない権利(権利)」

危険(危険負担)な火事でも、払(払)わない権利(履行拒絶権)がある!

※今の民法は「買主を守る」方向にシフトしていることをリズムで刻んでください。

まとめ:権利関係は「基本」を確実に

危険負担は、民法改正で非常に分かりやすくなった箇所です。誰もが解ける問題を落とさないことが合格への近道です。

【龍の危険負担戦略】

  • 双方が白(無過失)なら、買主は払わなくてOK!
  • 買主が黒(有過失)なら、全額払え!
  • 解除もできることを忘れずに。

この配分を常に意識して、効率よく学習を進めていきましょう 。

次回は、これまた重要な「契約不適合責任」について解説します!

Next Action

今すぐやること:

お手持ちのテキストの「危険負担」のページに、「基本、買主は払わなくていい!」と大きく書き込みましょう。そして「権利関係は深入り厳禁」という付箋を貼ってください 。

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