権利関係の難所!「時効の完成猶予と更新」を攻略
こんにちは、管理人の龍(りゅう)です。
宅建試験の「権利関係」は全部で14問出題されますが、ここは深入りしすぎると合格が遠のいてしまう「最大の沼」です 。前回の記事でもお伝えした通り、権利関係は満点を狙わず、半分(7〜8点)を確実に取る戦略が合格への近道です 。
今回は、時効の中でも特にややこしい「完成猶予(かんせいゆうよ)」と「更新(こうしん)」について徹底解説します。
「時計の針が止まるのか?」「リセットされるのか?」という違いを整理すれば、本番で迷うことはなくなりますよ!
この記事のポイント
- 「権利関係」は14問中7点取れれば御の字という気持ちで挑む 。
- 完成猶予は、時効のカウントダウンを一時的に「ストップ」させること。
- 更新は、カウントを「ゼロ(0)」に戻して、最初から数え直すこと。
- 裁判上の請求や「承認」など、何がどっちに当たるかを区別するのが合格のカギ。
1. 「完成猶予」と「更新」の違いをイメージで掴む
時効には、一定の出来事が起こると「カウント」が止まったりリセットされたりする仕組みがあります。まずはこの2つの用語のイメージを焼き付けましょう。
| 用語 | イメージ | 法律上の効果 |
|---|---|---|
| 完成猶予 | 一時停止(ストップ) | その間は、時効が完成(ゴール)しなくなる。 |
| 更新 | リセット(最初から) | 今まで積み上げた時間がゼロになり、また1年目から数え直す。 |
この章のまとめ
時効の時計を「止める」のが完成猶予、時計を「巻き戻す」のが更新です。
2. どんな時に「猶予」や「更新」が起きるのか?
試験で最も狙われるのが、「裁判上の請求」や「承認」がどちらの効果を持つかという点です。
裁判上の請求(訴訟)
お金を貸した人が、裁判所に訴えを起こした場合です。
・裁判をやっている最中は、時効のカウントが完成猶予(ストップ)されます。
・無事に裁判で勝訴して判決が確定すると、その瞬間に時効が更新(リセット)されます。
参考 確定した後の時効期間は、元が5年であっても「10年」に延びます。
承認(しょうにん)
借金をしている人が「はい、確かに借金があります」と認めることです。
・これは強力で、認めた瞬間に即座に「更新」(リセット)されます。
・一部だけでも返済すれば「承認」とみなされるので、時効はリセットされます。
催告(さいこく)
裁判所を通さず、内容証明郵便などで「払ってください」と手紙を送ることです。
・手紙が届いた時から「6ヶ月間」だけ完成猶予(ストップ)されます。
・ただし、催告は1回きりの効果。何度も手紙を送って猶予を延ばすことはできません。
3. 【龍のゴロ合わせ】猶予と更新の区別
「どっちがリセットだっけ?」とパニックになったら、このリズムで思い出してください。
催告は半年止まる(完成猶予)だけ。
承認(認めること)なら即座にリセット(更新)される!
※裁判は「戦ってる最中はストップ、勝ったらリセット」と流れでイメージしましょう。
まとめ:権利関係は「基本」を確実に
時効の問題は、用語の意味を正確に捉えれば解けるものが多いです。民法全体に言えることですが、深入りしすぎず、基本の仕組みを理解して確実に7点を取りに行きましょう 。
【龍の必勝戦略】
- 裁判中は「ストップ(完成猶予)」、確定したら「リセット(更新)」!
- 債務者が認めたら(承認)、その場で「リセット」!
- 催告(手紙)は「半年ストップ」のみ!連続使用は不可!
- 合計37〜38点を目指し、権利関係は半分(7点)でOK !
この配分を常に意識して、学習を進めていきましょう。次回からは、いよいよ得点源の王様「第1フェーズ:宅建業法」の具体的な中身に入っていきます !
Next Action
今すぐやること:
お手持ちのテキストを開いて、「時効の完成猶予・更新」のページに「催告は半年ストップ、承認はリセット!」と赤ペンで大きく書き込みましょう。
そして、権利関係の目次には「深入り禁止・7点狙い」と付箋を貼ってください 。