第3フェーズ:権利関係

早い者勝ち!?物権変動の「登記」のルール

早い者勝ち!?物権変動の「登記」のルール

こんにちは、管理人の龍(りゅう)です。

「権利関係」の学習、順調でしょうか?以前もお伝えした通り、この分野は「最大の沼」であり、深入りしすぎると合格が遠のいてしまいます 。満点を狙わず、基礎的な7〜8点を確実に取るのが合格の黄金比率です 。

今回は、そんな権利関係の中でも非常にシンプル、かつ超重要な「物権変動(ぶっけんへんどう)」を解説します。「同じ土地を二人に売っちゃった!」なんてトラブルの際、最後に笑うのは誰か?その結論をスッキリ整理しましょう!

この記事のポイント

  • 「権利関係」は深入り厳禁!まずは基礎を固めて7点前後を目指す 。
  • 二重譲渡の場合、「先に登記を備えた方」が勝つのが大原則。
  • 善意・悪意は関係なし!知っていても先に登記すれば勝てる。
  • ただし、登記がなくても勝てる「例外の相手」も存在する。

1. 「二重譲渡」は早い者勝ちのゲーム

例えば、Aさんが自分の土地をBさんに売った後、さらにCさんにも売ってしまった(二重譲渡)とします。BさんとCさん、どちらが本当の持ち主になるのでしょうか?

勝敗の基準結論理由
登記(とうき)先に登記した方の勝ち「私が持ち主です」という公式な証明を先にした人を守るため。

ここで衝撃的なのは、「相手が先に買っていたことを知っていても、先に登記すれば勝てる」という点です(悪意でもOK)。不動産取引の世界では、契約の順番よりも「登記」という手続きが絶対的な力を持っています。

この章のまとめ

二重譲渡のトラブルは、「先に登記を備えた方が勝つ」。これが不動産取引の鉄則です。

2. 登記がなくても勝てる相手とは?

「登記がある方が勝つ」のが原則ですが、世の中には「登記なんてなくても、君には負けないよ!」と言える相手がいます。試験ではこの「例外」がよく狙われます。

登記なしで勝てる相手(第三者にあたらない人)
  • 当事者: 売主本人(A)に対しては、登記がなくても「買ったんだから俺の物だ」と言えます。
  • 相続人: 売主が亡くなった場合のその息子などは、当事者と同じ扱いなので登記不要です。
  • 無権利者: まったく関係ないのに勝手に土地に居座っている人。
  • 背信的悪意者(はいしんてきあくいしゃ): 「Bを困らせてやろう」という嫌がらせ目的で、Bが買ったのを知って割り込んできたC。

ココに注意

単なる「悪意者(知っている人)」には登記がないと勝てませんが、「背信的悪意者(ひどい奴)」には登記がなくても勝てます。この言葉のニュアンスの違いをしっかり区別しましょう!

3. 【龍のゴロ合わせ】登記と勝敗の関係

誰に登記が必要で、誰に不要か?迷った時のリズムです。

「登記で勝負は他人(たにん)だけ、身内と悪党(あくとう)登記なし」

  • 他人:普通の二重譲渡の相手(登記が必要)
  • 身内:相続人など(登記不要)
  • 悪党:背信的悪意者や無権利者(登記不要)

まとめ:権利関係は「深入り厳禁」で効率よく

物権変動は、「原則は早い者勝ち(登記)」というシンプルなルールを軸に、例外的な相手をセットで覚えるのがコツです。

【龍の必勝戦略】

  • 原則:先に登記した者が勝つ!(善意・悪意問わず)
  • 例外:当事者、相続人、背信的悪意者には登記不要!
  • 権利関係は7点狙い。難しい深追いはせず、業法の復習に時間を割く 。

権利関係は深追いすると数年かかってしまいます 。難しい問題は「鉛筆転がして運に任せる」くらいの気持ちで、まずはこの基本パターンを確実に自分のものにしましょう!

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Next Action

今すぐやること:

お手持ちのテキストの「物権変動」のページに、大きく「早い者勝ち(登記)」と書き込み、その下に小さく「※身内と悪党は別」とメモしておきましょう!

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